否定語を使うと脳が混乱する?

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つぶやき
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後悔先に立たず

心理カウンセラーとなった今、つくづく思うことがあります。
(2023年に心理カウンセラーは訳あって辞めました💦)

それは、知らないってことは恐ろしい!ということです。

言葉の使い方を誤っていたために、知らず知らずのうちに子供たちを傷つけていたかもしれません。

子供たちが小さいとき、私は、よくこんな風に注意していました。

「ジュースをこぼしたらあかんよ!」

「走ったらこけるよ!」

「それは、食べたらあかん!」

皆さんも、子育てをした、しないに関わらず、このような言葉は使ったことがある、あるいは逆に、そういう風に言われたことがあると思います。

脳は否定形を受け付けない?

「脳は否定形を受け付けないんです。」

例えば、脳は、ジュースをこぼしたらダメと言われたらジュースをこぼすというほうに意識が向いてしまうのです。

そう日本メンタルヘルス協会の講師の先生に言われたときに、私は驚きを隠せませんでした。

だって、思いっきり、否定形を使っていましたから。

「~したらあかんよ!」

毎日この繰り返しでしたから。

脳科学的に言うと、

脳は否定形を理解できないため、「~したらダメ」と言われると

一旦、脳は「~するんだな」と肯定的に理解します。

そして、そのあと「~したらダメなんだな」と理解していきます。

例えば、「ジュースをこぼしたらダメ」と言われると

「ジュースをこぼすんだな」と一旦理解し、そのあと、「ジュースをこぼすことはダメなんだな」と理解します。

ジュースをこぼしたらあかん → ジュースをこぼす → こぼすことはあかんこと!

※ めっちゃ関西弁(笑)

ということは、「ジュースをこぼすということを一旦、想像してしまう」ということになります。

それで、結果的に想像したとおりにジュースをこぼしてしまうということになりかねないということです。

実際に私の3人の子供たちも

「ジュースをこぼしたらあかんよ!」と言ったらしっかりジュースをこぼす。

下り坂を走ると危ないからと「走ったらこけるよ!」と言ったら、見事にこけて大泣き!

ワサビを食べようとしていたから「それは、食べたらあかんよ!」というと、目を離したすきに食べてしまい、大泣きしたとか、

数え上げればきりがないくらいあります。

子供のために良かれと思って言った言葉が、反対の結果を招いてしまっていたんですね。

 

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みんな使っている否定形

本当に全く知らなかったんです。

脳が否定形を受け付けないなんて。

今まで、誰もそんなこと教えてくれませんでしたから。

私の母も絶対そのことは知りません。
だって、今でも否定形のオンパレード!!

学校の授業でそんなこと学んだことはないし。

学校の先生も熱心な人以外は知らないような気がする・・・

あなたの周りの人はどうですか?

会社の上司とか、先輩とか・・・

私の周りの人でも、知っている人は少ないかもしれません。

つまり、そのぐらい当たり前に多くの人が否定形を使っているということですね。

私は母親としてたくさんの否定的な言葉を使い、たくさんの否定的なイメージを子供たちに植え付けてしまったことを大いに反省させられました。

もっと早くにこのことを知っていたらなとも思いました。

注意するときは肯定形を使おう

では、脳の特性からすると、人に注意するときはどうすればいいのでしょうか。

それは、肯定形を使うということです。

「ジュースをこぼしたらあかんよ」→ 「ジュースはしっかり持ちや」

「走ったらあかんよ」→ 「ゆっくり歩きや」

いかがでしょうか。

今まで否定形を使いまくってきた私には、こういった肯定的な言い回しはなかなか難しいことでした。

だって、「~したらダメ」って言うのが、もう身に染みついていましたから。

肯定的に言わなくてはと思うと、少し考え込んでしまいます。

でも、これは、もう慣れるしかないですよね。

私なりに思うことなのですが、

ひょっとしたら、

否定形を使う = 相手を信用していない or 相手の能力を過小評価している

肯定形を使う = 相手を信用している or 相手の能力に期待している

こういう一面もあるのではないかと思います。

だから、否定形ばかり使っていると、相手の能力や可能性を否定し続けることになるので、相手は自信や、やる気を失ってしまう。

それに反して肯定形は、相手を信用しているので、自信や勇気を与えることに繋がるのではないだろうか、と思えてきました。

皆さんは、どう思われますか。

今、子育て真っ最中の方は、ぜひぜひ、肯定形を使ってあげてくださいね。

子育て中じゃない方も、いろいろな人間関係の中で使えることなので、生活に取り入れてみてくださいね。


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