「ありがとう」
その一言が言えなくて、後悔したことない?
なぜ、あの時、「ありがとう」って言えなかったんだろう。
今でも心の片隅に残り続ける記憶
私がまだ小学生の低学年だった頃のこと。
当時の通学手段は、路線バス。
ある日、いつものようにバスに乗り込んだ。
ところが、下車しようとした時、定期券がないことに気づいた。
幼い私は、他にお小遣いなど持っているはずもなく、もうどうしたらいいのかわからない。
そんな時に、ちょうど同じバスに居合わせた当時の小学校の校長先生が、私の代わりにバスの運賃を支払ってくれた。
私は、校長先生に救われたのだ。
校長先生が怖くて言えなかった「ありがとう」
当時の校長先生は、小学生の私には、とても怖い人に思えた。
体格もよかったし、怒ると本当に怖い先生だった。
そんな先生に思わず、バス代を払ってもらったもんだから、私は、どうしていいのかわからなかった。
勿論、子供心にお金は返さないといけないし、「ありがとうございました。」とチャンと言わないといけないということはわかっていた。
でも、怖くて、言い出せなかったのだ。
不思議なことに、校長先生は、私には何も言ってこなかった。
でも、いつか怒られる・・・そう思うと、私はますます、校長先生が怖くなってしまった。
結局、私は、校長先生にお金を返すことも、お礼を言うこともなく、小学校を卒業してしまった。
なんで、あの時、勇気を振り絞って、「先生、ありがとうございました」って言えなかったんだろう。
今も、ふと、後悔の念に駆られることがある。
「ありがとう」が言えなくて
あなたにもあるかな、「ありがとう」が言えなかったこと。
私は、一杯ある。
子供にお手伝いしてもらったのに、自分が思っていたように子供がうまくできなかったから、「ありがとう」を言うどころか、「もっとちゃんと○○して!」と叱責して、子供の心を踏みにじってしまったこと。
「あんな人に「ありがとう」を言うなんて、私のプライドが許さない!」なんてことを思ったりしたこともある。
お世話になった方に、「ありがとう」と一言もお礼を言わず、突然、その方が亡くなってしまって、愕然としてしまったこととか。
なんで、あの時「ありがとう」って言わなかったんだろう・・・
「ありがとう」の一言さえ言っていれば、私も、そして、私と関わったいろんな人が、もっともっとお互いを理解しあい、尊重し、そして幸せを感じることができたかもしれないのに・・・
「ありがとう」は魔法の言葉
言葉には言霊というものがあると私は信じている。
「ありがとう」は魔法の言葉。
「ありがとう」という言葉には、人に感謝の気持ちを表すだけではなく、人を慈しむ、愛する気持ち、そして、人を力づける、勇気づける力があると思う。
あなたが発した「ありがとう」という言葉は、目には見えないけれど、その優しい気持ちや、嬉しい気持ち、ありがたく思う気持ちがどんどんとあなたの周りに伝わっていく。
そして、周りに伝わった優しい気持ちは、やがては、またあなたのところに増幅されて帰ってくる。
幸せの連鎖をもたらすのだ。
私は、今まで、たくさんの人から「ありがとう」という言葉をプレゼントしていただいた。
その度に、
自分は間違っていなかったんだ、いいことしたんだ、喜んでもらえて良かった、
こんなに喜んでもらえるなら、もっと頑張ろう!って思えた。
だから、「ありがとう」は魔法の言葉。
みんなが優しく、そして、ハッピーになれる魔法の言葉。
ハリーポッターみたいに魔法学校に行かなくたって、誰でも簡単に使える魔法の言葉なんだ。
今日、あなたは「ありがとう」って言えた?
「ありがとう」は魔法の言葉だよ。
みんながハッピーになれる、魔法の言葉。
「ありがとう」で幸せになろうよ。
アッ、大変、大変!
母に「産んでくれてありがとう」って言ってない!
今度会ったら言わなくっちゃね。
言うの照れ臭いな~
このブログを読んでくれてありがとう。
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