こんにちは、灯子です。
普段はあまりニュースなど見ないわたしですが、
食料品の消費税率、「時限的にゼロ」案 高市政権の衆院選公約に浮上
という記事が目に入ってきました。
「食品だけ消費税0%」って聞くと、とても魅力的です。
食費が下がるなら家計は助かるはず…
でも、「本当にそうなのかな?」
さらに、”国民に美味しそうに見える人参をぶら下げているだけ”では?
とも思えてきました。
ということで、
この記事では、わたしが「食品だけ消費税0%」という公約に対して感じたことをまとめてみました。
🧮そもそも 消費税の納税額はどう決まるの?
まず、食品の消費税がどう計算されているのかを、
できるだけシンプルに整理してみました。
売上で預かった消費税 - 仕入れに含まれる消費税= 納める消費税
企業は「仕入れに含まれる消費税」を差し引いて納税します。
※ この「仕入れに含まれる消費税を差し引ける仕組み」のことを仕入税額控除(しいれぜいがくこうじょ)といいます。
🛒 仕入れに含まれる消費税ってどんなもの?
食品を作るには、いろんなコストがかかります。
その多くに消費税が含まれているのです。
たとえば:
- 包装資材
- 輸送サービス
- 外注費
- 家賃
- 光熱費
- 設備
- 事務用品
これらはすべて 消費税がかかるコスト です。
ただし、次のものは含まれません:
- 非課税のもの(例:土地、住宅の家賃など)
- 免税のもの
- 給与(社員への給料) ← ここは消費税がかからない
つまり、
食品ができるまでには、たくさんの“消費税がかかったコスト”が積み重なっている
ということです。
この仕組みを踏まえると、
- 食品だけ0%にすれば安くなる
という話が、本当にそうなのか気になってきます。
食品だけ0%にしても、
途中のコストに含まれる消費税はだれが負担するの?
という疑問が出てきたのです。
🧩税率を一部だけ変えると、制度がさらに複雑になる
消費税は、ただでさえ複雑です。
- 8%と10%の軽減税率
- インボイス制度
- 仕入税額控除
- 非課税・不課税・免税の違い
これらをすべて理解している人は、ほとんどいません。
わたし自身も、調べれば調べるほど迷子になりました。
そんな中で「食品だけ0%にする」となると、
また新しい例外が増え、
経理部門の負担や事務作業がさらに増える可能性があります。
🍱食品0%になっても、期待したほど安くならない可能性がある
スーパーでは、「本体価格+消費税」でレジで計算されます。
だから消費者の感覚では、
- 今:100円の商品 → 108円払う(軽減税率8%)
- 食品0%になれば:100円だけ払えばいい
確かに、ここだけ見れば8円安くなります。
でも、食品ができるまでには、
前述のように、たくさんの’消費税がかかったコスト”が積み重なっています。
食品0%になっても、
これらのコストに含まれる10%の消費税はそのまま残ります。
もしこの部分の消費税を企業が負担する形になるなら、
その負担を
- 商品価格に転嫁
- 量目変更(値段は据え置きで内容量だけ減らす=実質値上げ)
といった形で調整する可能性があります。
つまり、
食品0%になっても、消費者が期待するほど価格が下がらないこともあり得る、ということです。
そして、これはすべて制度設計がどうなるか次第 です。
🥕 わたしが感じている“人参ぶら下げ感”
「食品0%」という言葉は、とても魅力的に聞こえます。
でも、
- 「選挙前だけ国民に良さそうな政策を見せているだけでは?」
- 「本当に生活が楽になるのかは不透明」
- 「制度の複雑化や別の増税が進むのでは?」
- 「食品消費税0%に国民の注意を向けて、しれっと改憲しようとしているのでは?」
と感じてしまう部分もあります。
一部では、
「今回の解散総選挙は、裏金問題で批判された議員を
選挙で“復活”させる狙いもあるのでは」
という見方も出ています。
もちろん、これはあくまで
“そう感じる人がいる”という話で、事実として断定できるものではありません。
でも、こうした不信感が生まれてしまうほど、
税制や政治の説明が不十分で、国民の目線から見て分かりにくいのは確かです。
🔍わたしの結論:複雑な制度をいじるより、シンプルに見直す方がいい
食品0%が良いか悪いかは、制度が決まっていない以上、断定はできません。
ただ、今回調べてみて強く感じたのは、
税率を一部だけ変えても、ひずみができるだけ。
だったら、もっと根本的にシンプルに見直す方がいい。
ということでした。
消費税そのものをどうするか。
これは、もっと大きな視点で議論されるべきテーマだと思います。
もちろん、わたしは、「消費税は撤廃」の一択ですが。
📘税制は「誰でも理解できるもの」であるべき
税金は、全国民が徴収対象です。
なのに、制度が複雑すぎて理解している人がほとんどいません。
- 知っている人だけ得をする
- 知らない人は損をする
そんな仕組みは、やっぱり健全ではありません。
税制は、本来もっとシンプルであるべき。
誰でもが理解できるものでないといけないとわたしは思います。
そして、
わたしたち国民も、もっと税制に関心を持って、
おかしいものには「おかしい」と声をあげていくべきだと思っています。
制度は勝手に良くなるものではありません。
わたしたちが「分かりにくい」「納得できない」と言い続けることで、
少しずつでも変えていくことができるのではないでしょうか。


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